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Oracle TimesTen In-Memory Databaseトラブルシューティング・プロシージャ・ガイド
リリース6.0
B25774-01
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ttCaptureユーティリティの使用

ttCaptureユーティリティは、TimesTenシステムの構成と状態に関する情報を取得して、ファイルに保存します。このファイルによって、オラクル社カスタマ・サポート・センターに対し、問題が発生した時点のシステムのスナップショットが提供されます。TimesTenデータ・ストアで問題が発生した場合は、問題が発生しているときまたは発生直後、早急にそのデータ・ストアに対してttCaptureユーティリティを実行します。

ttCaptureユーティリティを実行すると、ttcapture.out.numberというファイルが作成されます。このファイルは、デフォルトでは、ttCaptureユーティリティを起動したディレクトリに作成されます。ttCapture -destオプションを使用すると、別のディレクトリに出力ファイルを書き込むことができます。

注意: ディレクトリ名およびファイル名に空白が含まれる場合は、必ず二重引用符で囲んでください。

Windowsプラットフォームの場合は、ttCaptureによってsyssum.number.nfoというファイルも作成されます。このファイルには、システムのハードウェアと構成に関する詳細が含まれます。

例1.7

WindowsプラットフォームでMyDataStoreデータ・ストアに関する情報を取得するには、次の文を実行します。

% ttCapture MyDataStore 
Capturing to file
c:\timesten\tt60\bin\ttcapture.out.20040701.3692 
Capturing data store information... 
Capturing installation information... 
Capturing system information... 
Creating msinfo dump in c:\timesten\tt60\bin\syssum.3692.nfo 
Finished capture 
 

オラクル社カスタマ・サポート・センターにお問い合せいただく場合は、電子メールにttcapture.outファイルを添付して送信してください。(Windowsをご使用の場合は、syssumおよびttcapture.outファイルの両方を送信する必要があります。)また、問題の検出時において、いつttCaptureを実行したかを電子メールに記載することも有効です。たとえば、「アプリケーションが予期せずデータ・ストアから切断された後、ttCaptureを実行しました。」というように記載します。